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面接試験必勝法(高校)
知っておきたい受験テクニック
★面接試験を行う目的は
県立高校入試では、作文、実技、学科などで選考される推薦入学はもちめん、 一部の高校の一般入試でも面接試験を実施する学校・学科があります。 多くは商業科や機械科など職業系学科ですが、一部の普通科でも面接を行っています。 また、私立高校でも推薦入学の受験生に面接試験を課すところが多くなっています。
ではなぜ面接試験を行うのかというと、調査書や学力試験などの間接的な材料ではわからない 受験生の性格や人柄を、直接その人と接することで見定め、その結果を合否の一つの材料とするためです。 学校側は、受験生の態度や受け答えの中から、その人の人柄やふだんの生活態度を判断し、学校の方針や 校風に合うかどうかを検討するのです。
ただ、実際に面接試験が入試の中で占めるウエイトはごくわずかです。 はっきり言えば、多くの学校は参考程度に行っているだけなので、面接で極端は不適格と判断されない限り、 筆記の結果を左右することはありません。
とはいえ、筆記試験の点数が、合格点のボーダーライン上にある時は、面接のよしあしにかかってくる こともあります。 また、一部の私立校ではかなり面接を重視しているところもあるので、それなりの心構えが必要でしょう。
★必ず聞かれる質問はコレだ
面接の時に聞かれる質問というのは、おおむね決まっています。 もちろん、これらのすべてを聞かれるとは限らないし、他にも質問されるかもしれませんが、 最低でもこれだけは答えられるように、前もって準備しておきましょう。
・名前、受験番号、生年月日? ・得意な教科、不得意な教科は何か。その理由は?
・出身中学校の特色は? ・どんな本を読むか? 印象に残っている本は?
・中学校長、担任の名前は? ・最近のニュースで印象に残っているものは何?
・この学校の印象は? ・あなたの長所・短所は?
・なぜこの学校を志望したのか? ・将来どんな職業につきたいか?
・趣味・特技は何か? ・尊敬している人は誰?
・部活動は何をしていたか?
・部活動で苦しかったこと、うれしかったことは何か? また、そこで何を学んだのか?
・生徒会やクラスでは何をやっていたか? そこで学んだこととは?
★面接官はここを見ている
面接官は実際にどんなところを見ているのか、ここだけは見られている、という注意ポイントをあげてみます。
■基本的マナー
面接会場に入る時は、まずノックしてからドアをあけ、静かにドアを閉めて、丁寧に礼をします。 椅子には、面接官が「どうぞ」というまで座ってはいけません。 腰かける時には背筋を伸ばし、まっすぐに椅子に深く座ります。 また、受け答えには面接官としっかり視線を合わせることも大切です。
■言葉づかい
流行語や友達言葉などはもってのほか。だらしのない話し方も禁物です。 家族は「父・母・姉・兄」と呼び敬語を使うこと。 また、返事は「はい」と「いいえ」としっかり。 大きな声で答えるようにしましょう。
■服装・髪型
制服があれば、もちろん制服を着て行きます。 髪型は流行を追ったようなものはダメです。 女子は肩にかかる長さ以上なら束ねて。 男女ともとにかく「清潔」を心がけることが大切です。
最後に、すべての受験生にとって、悔いのない受験となることを祈っています。